「無識者フォーラム」へようこそ

本「無識者フォーラムNon-Expert Forum(NEF)」は、政府が活用する「有識者会議」へのアンチ・テーゼとして意見を発信する場です。政府の「有識者会議」は、中立性を標榜していますが、結果的には政府の意向に沿った見解を表明しているに過ぎません。「有識者会議」は、いまや政府の意向に沿って、世論を操作するツールになっていると言えます。わたしたちはそのように操作されていいのでしょうか。

そのような「有識者会議」の立場を相対化するために、わたしたち仲間がさまざまな角度からの意見を表明する場として、「無識者フォーラム」を創設しました。本フォーラムはネット上のバーチャル・フォーラムです。そしてさまざまな「意見を出し合う場」(フォーラム)です。

なお「無識者フォーラム」のウェブサイトに掲載する意見の著作権は、各著者に帰属します。無断転載はお断りします。引用に際しては、必ずURLを明記してください。

 2024年4月1日

投稿日時:
2025/02/10
2025/02/10
執筆者:
著者:
ベチャール

「非ユダヤ的ユダヤ人」はどこに?

パレスチナのガザでのイスラエルの国際法を無視した戦争は止むことがなさそうである。このイスラエルの暴挙を批判すると、イスラエルはそれを「反ユダヤ主義」だと言って、欧米の過去の歴史を思い出させ、批判の矛先をかわそうとしている。日本の政府と主要メディアは「反ユダヤ主義」には特別の後ろめたさはないにも拘わらず、欧米に追随している。しかし、世界のユダヤ人がすべてこうな...

パレスチナのガザでのイスラエルの国際法を無視した戦争は止むことがなさそうである。このイスラエルの暴挙を批判すると、イスラエルはそれを「反ユダヤ主義」だと言って、欧米の過去の歴史を思い出させ、批判の矛先をかわそうとしている。日本の政府と主要メディアは「反ユダヤ主義」には特別の後ろめたさはないにも拘わらず、欧米に追随している。しかし、世界のユダヤ人がすべてこうな...

投稿日時:
2025/01/10
2025/01/10
執筆者:
著者:
首に旋毛

自分がバツ3になったわけ

私はいわゆるバツ3だ。3回婚姻届を出して、3回離婚届を出している。実は3回とも相手は同じで、今も同居している。それでも少なくとも戸籍上は3回の結婚と離婚が記録されている。なぜそんなことをしたのか。忘れないうちにまとめておこう。きっかけは、同居している人が慢性骨髄性白血病と診断されたことだった。白血球が標準値の十倍ほどあるという。青天の霹靂だった。自覚症状はま...

私はいわゆるバツ3だ。3回婚姻届を出して、3回離婚届を出している。実は3回とも相手は同じで、今も同居している。それでも少なくとも戸籍上は3回の結婚と離婚が記録されている。なぜそんなことをしたのか。忘れないうちにまとめておこう。きっかけは、同居している人が慢性骨髄性白血病と診断されたことだった。白血球が標準値の十倍ほどあるという。青天の霹靂だった。自覚症状はま...

投稿日時:
2025/01/10
2025/01/10
執筆者:
著者:
イラクリオン

プーチンよ、トルストイの声を聞け!

内村鑑三は、「トルストイ翁を弔ふ」で「翁の忌み嫌いひし者に二箇ありたり、其一は戦争なりき、其二は教会なりき、彼は戦争を嫌いしが故に戦争を賛(たす)けし教会を嫌ひしなり。」と述べている(1)。弔文にしてからが、無教会派の内村の面目躍如といったところである。レフ・トルストイの「戦争嫌い」はつとに知られているところで、かれの不朽の名作『戦争と平和』(1869)には...

内村鑑三は、「トルストイ翁を弔ふ」で「翁の忌み嫌いひし者に二箇ありたり、其一は戦争なりき、其二は教会なりき、彼は戦争を嫌いしが故に戦争を賛(たす)けし教会を嫌ひしなり。」と述べている(1)。弔文にしてからが、無教会派の内村の面目躍如といったところである。レフ・トルストイの「戦争嫌い」はつとに知られているところで、かれの不朽の名作『戦争と平和』(1869)には...

投稿日時:
2024/12/10
2024/12/10
執筆者:
著者:
半呆け老人

我国開発の旅客機が世界の空を飛ぶ日が来るか?

1903年、ライト兄弟が人類初の動力による飛行機の飛行に成功してから約120年。この間の航空機に関する技術の飛躍的進歩で、飛行機は今や我々に取って身近な存在として、政治・経済・文化等あらゆる面でなくてはならないものとなっている。ライト兄弟は、鳥の様に空を飛びたいとの夢の実現の為に飛行機の開発に取り組んだのではない。かれらは売れる飛行機を作って一攫千金の夢を見...

1903年、ライト兄弟が人類初の動力による飛行機の飛行に成功してから約120年。この間の航空機に関する技術の飛躍的進歩で、飛行機は今や我々に取って身近な存在として、政治・経済・文化等あらゆる面でなくてはならないものとなっている。ライト兄弟は、鳥の様に空を飛びたいとの夢の実現の為に飛行機の開発に取り組んだのではない。かれらは売れる飛行機を作って一攫千金の夢を見...

投稿日時:
2024/12/10
2024/12/10
執筆者:
著者:
トックン

日本被団協のノーベル平和賞授与についての考察

去る10月11日、今年のノーベル平和賞が日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)に授与されることが決定した。欣快に堪えない。2017年、核兵器を包括的に違法とする核兵器禁止条約は、賛成122カ国で採択された。この年、その原動力となった国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」がノーベル平和賞を受賞した。今回の日本被団協のノーベル平和賞は、「『ヒバク...

去る10月11日、今年のノーベル平和賞が日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)に授与されることが決定した。欣快に堪えない。2017年、核兵器を包括的に違法とする核兵器禁止条約は、賛成122カ国で採択された。この年、その原動力となった国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」がノーベル平和賞を受賞した。今回の日本被団協のノーベル平和賞は、「『ヒバク...

投稿日時:
2024/11/10
2024/11/10
執筆者:
著者:
ベチャール

鈴木宗男議員のロシア訪問についての報道に思う

鈴木宗男議員は、2024年7月29日、ロシアを訪問して、政府高官と会談した。その事を7月30日配信の朝日新聞デジタル版が、下記のように報道している。他の新聞はまともに報道していないなか、リベラルの代表格の朝日新聞がどのように報道しているのか興味があったので、行間を読んでみた。そこには、日本全体が持っているバイアスが見事に反映されているように思われる。件の報道...

鈴木宗男議員は、2024年7月29日、ロシアを訪問して、政府高官と会談した。その事を7月30日配信の朝日新聞デジタル版が、下記のように報道している。他の新聞はまともに報道していないなか、リベラルの代表格の朝日新聞がどのように報道しているのか興味があったので、行間を読んでみた。そこには、日本全体が持っているバイアスが見事に反映されているように思われる。件の報道...

投稿日時:
2024/11/10
2024/11/10
執筆者:
著者:
おりん

老樹閑話三題 その➁

第一話ふんころがしの話ふんころがしという虫を、大概の人は知っていると思う。しかし、見たことのある人は殆どいないのではなかろうか。エジプトの首都カイロから、ナイル川を南におよそ六百七十キロメートル(因みに富山からだと鳥取松江迄)さかのぼった東岸のルクソールにカルナック神殿が、西岸には歴代の王が眠る王家の谷もある。このカルナック神殿の中にスカラベの像がある。スカ...

第一話ふんころがしの話ふんころがしという虫を、大概の人は知っていると思う。しかし、見たことのある人は殆どいないのではなかろうか。エジプトの首都カイロから、ナイル川を南におよそ六百七十キロメートル(因みに富山からだと鳥取松江迄)さかのぼった東岸のルクソールにカルナック神殿が、西岸には歴代の王が眠る王家の谷もある。このカルナック神殿の中にスカラベの像がある。スカ...

投稿日時:
2024/10/15
2024/10/15
執筆者:
著者:
ベチャール

「被団協」へのノーベル平和賞授与と日本政府

2024年のノーベル平和賞が「被団協」に贈られることになったが、日本の政府・与党は「他人事」のような祝意を表している。NHKもこの受賞が日本の政府の安全保障政策に重大な影響を与えることをコメントしない報道方針を貫いている。この中で、早くも10月12日の『産経新聞』のデジタル版は、「ノーベル平和賞、日本の安保には逆風も政府・与党首脳は相次ぎ祝意コメント」という...

2024年のノーベル平和賞が「被団協」に贈られることになったが、日本の政府・与党は「他人事」のような祝意を表している。NHKもこの受賞が日本の政府の安全保障政策に重大な影響を与えることをコメントしない報道方針を貫いている。この中で、早くも10月12日の『産経新聞』のデジタル版は、「ノーベル平和賞、日本の安保には逆風も政府・与党首脳は相次ぎ祝意コメント」という...

投稿日時:
2024/10/10
2024/10/10
執筆者:
著者:
ベチャール

「むさしの市民平和月間2024」

今年もこの季節がやってきました。「むさしの市民平和月間」の季節です。これは11月24日の「武蔵野市平和の日」に合わせて、市民が戦争と平和を考える様々な企画を持ちよって自主的に取り組んでいる平和行動です。市からの援助などなしに行われている運動です。この運動を担っている重要な組織である「むさしの憲法平和フォーラム」から、今年のプログラムが届きました。昨年以上に多...

今年もこの季節がやってきました。「むさしの市民平和月間」の季節です。これは11月24日の「武蔵野市平和の日」に合わせて、市民が戦争と平和を考える様々な企画を持ちよって自主的に取り組んでいる平和行動です。市からの援助などなしに行われている運動です。この運動を担っている重要な組織である「むさしの憲法平和フォーラム」から、今年のプログラムが届きました。昨年以上に多...

投稿日時:
2024/10/10
2024/10/10
執筆者:
著者:
Stray dog

日本の二つの場所

新型コロナウイルスが感染症分類の5類に移行(2023年5月8日)になって、1年5ヶ月が過ぎた。もちろん、命を脅かすこともあるウイルスがなくなったわけではない。政府が感染対策を止めることにしただけだ(厚労省の統計によれば、移行後半年間のコロナによる死者は1万6千人を超える)。政府決定の良し悪しはさておき、戻ってきたのは人、人、人の波が打ち寄せる都心の繁華街。押...

新型コロナウイルスが感染症分類の5類に移行(2023年5月8日)になって、1年5ヶ月が過ぎた。もちろん、命を脅かすこともあるウイルスがなくなったわけではない。政府が感染対策を止めることにしただけだ(厚労省の統計によれば、移行後半年間のコロナによる死者は1万6千人を超える)。政府決定の良し悪しはさておき、戻ってきたのは人、人、人の波が打ち寄せる都心の繁華街。押...

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